Yokoyama and Associates

ARCHITECTURE and LANDSCAPE DESIGN



カフェ・ドゥードゥー便り

No.68 2011年2月号

カフェ・ドゥードゥーの前の水盤にヒヨドリが頻繁に遊びにくるようになりました。これまでも水盤には金魚が一匹いて、散歩途中の園児たちが毎日立ち寄るようになっていました。金魚、こどもたち、ヒヨドリ、どうもみんな水が大好きなようです。

ビオトープ、生物生息空間なんていうと、何がなんだかわからなかったのですが、こういうことだったのですね。何気なく置いてあった水盤、あったかくなったら、もう少しビオトープらしくしてみようと思います。ビオトープのある商店街、なんだかおもしろそうです。

 2月の予定
2月23日(水)ドゥードゥー・デリカの日、野菜屋ドゥードゥーの日
2月25日(金)住まいや庭リフォーム相談の日
2月26日(土)おちあい・つるまきガーデンクラブ


 2月のお楽しみ
映画:小さな村の小さなダンサー
バレエを一度も見たことのなかった少年が、文革の波に巻き込まれながらもトップダンサーになる実話をもとにしています。
日時:2011年02月26日 (土)、11:00/13:45/16:20/18:55
場所:パルテノン多摩小ホール

食育シンポジウム:有機農業の可能性を探る ー家庭・学校・地域でできることー
日時:2011年02月20日 (日)、11:00〜農場見学、13:00〜シンポジウム
場所:恵泉女学園大学
連絡先:全国有機農業推進協議会 tel 03-5799-6177

 地域のガーデンクラブから
レンガの広場に今年もすいせんが咲いています。スイセン類というと地中海からヨーロッパが生まれ故郷だと言われています。じゃぁ、どうして日本にやってきたのでしょう。シルクロードを経て人手によって中国に、中国からは大波に洗われた球根が黒潮に乗ってやってきたと言われています。何気なく咲いている路傍のスイセンですが、鶴牧商店街に来るまで、長い長い旅をしてきたのですね。一緒に活動して頂ける仲間を募集中です。
(おちあい・つるまきガーデンクラブ http://gardenclub.exblog.jp/

 住まいと庭
「おうちを元気に、からだを元気」(多摩ニュータウン・ケア連携バリアフリー改修事業)が始まりました。『住み慣れたおうちが元気になれば、私たちのからだも元気になる』そんな思いを共有する医師など医療・福祉の専門家、建築設計者、工務店がチームを組んで、みんなが安心して住み続けられる『すまい』をつくろうと言うものです。要介護、要支援認定を受けている方,障がい者及びそれらに準ずる方を対照にしたバリアフリー工事などに国交省からの補助金を受けることができます。詳しくはお問い合わせください。http://www.ouchi-karada.com/
多摩ニュータウン・ケア連携バリアフリー改修事業ついてのご相談を受ける会を開いています。
(無料)2/25(金)13時30分〜15時30分
申込:横山環境計画事務所 tel 042-374-6475

 街の絵葉書から 第36回「パルテノン大通りの横道」

堂々としたパルテノン大通りですが,その脇道にはまた違った楽しさがあります。パルテノン多摩もちょっと斜に構えていたりして。

多摩ニュータウンの風景を描いたまちの絵葉書をつくっています。カフェ・ドゥードゥーあるいは多摩センター駅バスターミナル前の福祉ショップ゚「絆」、ベルブ永山の「はらっぱ」、諏訪商店街「あしたや」で販売しています。(1枚100円)

 今月のセミナー
第65回たま・1716(木)19時〜21時
場所:すくらんぶる〜む(諏訪商店街)206-0024東京都多摩市諏訪5-6-3-102、電話: 042-337-5609
講師:多摩市長 阿部 裕行(あべ ひろゆき)さん

テーマ:(仮題)“多摩みらいビジョン”の実現に向けて 〜就任後10カ月を経て、多摩市政の舵取りの行方は〜
阿部市長は、選挙では「多摩未来ビジョン」を提唱され、これに沿った4本の政策の柱として、「市民主権のホスピタリティあふれる多摩市」、「持続可能な住宅都市・多摩の再生」、「人にやさしく希望ある多摩」、「未来への夢をつむぐ地域コミュニティの創造」を訴えてこられました。
昨年4月21日に多摩市長に就任されて10か月が経過しましたが、今、市長は多摩市の未来をどう描き、今後の多摩市をどのようにリーダーシップを発揮して舵取りしていこうと考えておられるのか?
市長を囲んで、サロン的な雰囲気の中で、ざっくばらんに語りあってみませんか。
市長プロフィール(多摩市ホームページより)
1956(昭和31)年3月6日、東京都生まれ、1979年(昭和54年)3月 日本大学法学部新聞学科卒業、1979年(昭和54年)4月 社団法人 日本新聞協会入職、2009年(平成21年)4月 日本新聞協会事務局次長兼経営業務部長就任
参加費(懇親会含む):会員1000円(学生会員500円)、非会員1500円(一般学生1000円)
既に定員となりましたので申し込みは受けつけておりません。

 往診みちくさ想うこと 多摩たぬこ
春がまちどおしい季節になりました。新年新学期と清々しい日々がつづきます。

今年は、医療福祉と住まい地域が、ますます密な関係になってくること。そして、ひとりひとりが、自分の受けたい医療福祉介護、自分の住みたい家、最期を迎えたい場所など自分の意思をはっきり持っていくことの重要さが増してくるにちがいないと思います。

よくいわれているように、戦後私たちの寿命は伸び続け、1950年には男性58才!女性61才!だった平均寿命が、2009年には男性79才女性86才になりました。

一方、元気!をめざしても生命である以上人の心身は変化します。20才から40才の変化40才から60才の変化を考えてみれば、60才から80才、80才から100才も変化するだろうことは、想像に難くないはずです。ぴんぴんころりをめざすと、みなさんが口々におっしゃいますが、変化に耳をすませ、変化に対応していく工夫はとても大切なことです。

かつて、寿命が短く、医学医療もすすんでいない時代は、受けられる医療も限られており、お任せしてなんとかなる。という時代でした。ところが昨今は、あり余るほどの選択肢があります。そして、それは、どんな薬を使うとか、有名病院はどこかといったような専門家のほうが詳しい情報でなく、人工呼吸器などの延命装置を希望するか?自然な形で尊厳をもった最期を希望するか?自宅で暮らしたいか?施設で暮らしたいか?など、その人の生活の仕方、その人の生き方を問われるその人しか決められない選択肢なのです。

ひとりひとりが、真に豊かでで、しあわせ生活がつづいていきますように。

ひとみタウンケアクリニック

 まちのご隠居のつぶやき 南野 狐
初詣での誓い

当地の初日の出は6時57分、一点の翳りもなく暖かい陽射しに恵まれた。朝まだきの多摩市が浮かび上がった。例年にない寒気を吹き跳ばすような力さえ感じられた。恒例の初詣でを落合の白山神社と小野神社に車で出かけた。

いくら多摩市が人工都市だ、ニュータウンだとはいえ、ここには人が住み続け歴史を刻んできた。そして未来へ。縄文時代からの悠久の風俗と信仰がある。因みに多摩市には多くの神社仏閣がある。武蔵野国の一の宮と称する小野神社をはじめ九頭竜神社・金比羅宮・熊野神社・諏訪神社・貝取神社・山神社・乞田八幡神社・白山神社・十二社神社などがある。大方の神社が初詣で行事が行われ多くの参拝客を集めている。意外と若者が多い。

初詣は我が家にとっても肥後の国南関大津山阿蘇神社縁の祖先崇拝であり、一家の証でもある。もっとも元気なころは相模の大山神社や寒川神社、鶴岡八幡宮、川崎大師、笠間・豊川・伏見の三大稲荷はもちろんのことお参りのハシゴをした。年齢とともに行動半径は狭まった。まさに地域に回帰した。もっともご利益があったか、はたまた悪行の数々が捌かれずに済んだのか、定かでない。甚だもって疑問だ。

年の初めの各紙の論説は面白い。「たくましさ増す世論としての直接的民主主義」「イエスよりノーの力で、支持より不支持で動く政治の危険」朝日。「大胆な開国で農業改革を急げ」の読売、「日本の底力を示す挑戦を」毎日。「“ひこばえ”に思う国家再生、枯死の危機を再生の好機」産経。いずれも読み応えがある。

本年は低迷する国政とは異質の「自治体選挙」を迎える。「福祉の街づくり」に責めを果たす絶好の機会ではなかろうか。 了